いよいよ六郷 田畑を潤します
その流れをすべて多摩川に流し込んだ丸子川は空堀となって浅間神社(この神社のサイト、スゴイです)のすそを回りこみます。この浅間神社の境内から眺める多摩川の流れは私がこのあたりで一番好きなポイントです。大きく蛇行する多摩川と丹沢の山々のパノラマが素晴しいです。ぜひ寄り道してみてください。
東急多摩川線の踏切を渡り、線路に沿って行きます。中原街道の下をくぐるトンネルを抜けると、六郷用水(ここからは次太夫堀や丸子川よりというより六郷用水の方がとおりがいい)が整備された遊歩道として復活します。木々も多く、水の流れとともに日差しの強い夏などはほっとする道です。歴史や流路を紹介する説明板もあります。
トップの写真にあるような水車のミニチュアも復元されています。本当はもっと大きく、人が水車の「歯」の部分に乗って水車を回して、用水から水を汲み上げたものです。この辺りではまだまだ大きな用水でこの復元された流れとはイメージが違っていたのではないかと思いますが、この下流では六郷用水の流れは人間の毛細血管のように細かく分流され六郷地域の田の隅々までいきわたり、このような風景を作っていたと想像されます。
沼部駅のそばの東光院の角まで趣のある遊歩道が続きます。東光院のところで横切る道が旧中原街道です。左折して東京方面に向かうと赤い橋がかかる切り通しの登り坂にさしかかります。これが「さくら坂」。福山雅治の歌で有名になりました。切り通しの両側は桜並木で、花の季節は賑わうんでしょうね。
「 愛と知っていたのに
春はやってくるのに
夢は今も夢のままで ...」
旧中原街道の交差点を過ぎると復元された流れも細くなりますが、広い歩道の走りやすい道が新幹線のガードから大田区の図書館
に向かって続きます。途中にはこんな湧き水もあります。分流されながら六郷用水の跡は環状八号線を横切り、鵜の木、下丸子と続くのですが、いろいろな分流があるため細かくなります。このサイトでご紹介するのはここまで。これから先の六郷用水については、こちらのサイトをご覧いただければと思います。
京浜河川事務所のサイト
六郷用水物語[アメーバビジョン]
大田区の史跡と歴史 デジカメ散策
こちらのサイトにはたいへんお世話になっています。
素晴しいです。
長い次太夫堀をたどるジョギングコースもこれで一段落。多摩川の「たまリバー50」をたどって帰ってもいいし、東急池上線「御嶽」駅近くには銭湯もありますので、一汗流して帰るというのもいいかもしれません。
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